Saturday, May 16, 2009

NUANCE VOL.4を終えて

5月16日中目黒OVOでNUANCE VOL.4を行いました。まず空間演出としてleiさんの映像は繊細で移動するような感覚でよかったです。VJの方がいると空間のムードが全然変わってくるのだ。その中で序盤からYOYUがラップトップでビートモノのグルーブのある空間を提供してくれた。その後自分のLIVEへと展開する。今回もシーケンスソフトであらかじめ展開を組んだものをCDJで流し、そこにラップをのせるというやり方だ。ラップをしているうちに言いたいことが感情的に曲と曲の間や曲の中で自然と出てくるからLIVEはおもしろい。ラップは抑圧された人間のありのままの気持ちを伝えていけるからなのだろう。マイクを握りステージに立つというのはそのぐらいの意味があるのだ。でもトラックの音量少し大きかったな。次にFORBIDDEN PAINのLIVEだ。今回はラップトップとミディコントローラーを使ったLIVEで、エレクトロでノイジーな圧倒的なサウンドを響かせてくれた。その後はKIUCHI( n2 )のDJだ。PIONEER CDJ-800三台とPIONEER EFX-500を使ったイベントの色に合ったABSTRACTな世界観だ。少しフロアーで雑談をしながら聴いていたが音を入れてくるのがうまいとおもいました。ところどころ曲に展開を感じました。そこからTHE UTERUSSのLIVEに展開をする。彼らからは自分達の色を前面に出していく本気のスタンスを感じました。「茨城から東京にヤバイサウンドを届けに来ました。」という言葉に人として失ってはいけない自信を感じたし、それが9Dの爆音でソールフルなビートにのるのだから熱かった。そして今回のGUEST LIVEのキリコの登場だ。HIPHOPの業界人の名前などを普通に出しながら自身満々に自分を通してLIVEをやるのが凄い。2チャンネラーに対しての発言など曲と曲の間にユーモアを挟んだりするのもおもしろいし、キャッチーな部分などもあり凄い盛り上がっていた。ハードなメッセージを発しているのにポップで陽性な部分が強かったな。今回のNUANCEでこの時間が一番明るかった。次にTha SapienceのLIVEだ。ここからいっきにDOPEな世界観に展開する。スリリングなフロウが奥深いメッセージで哀愁のABSTRACTにのるのだ。フェイズワンのスクラッチもうまくはまっていていい味を出している。サバイバルする気持ちを前に重く一言一言を発していくから伝わるのだと思う。海外のラップからの影響も強くいぶし銀な存在感がそこにあるのだ。そしてDJ 幻の恋人のPLAYが始まった。音響の中に狂気を兼ね備えたABSTRACTな世界観で空間を作り出す技量が高い。深くのめり込んでいく空間演出が際立った。そしてMILKTEA 2ndのDJでOPEN MICが始まった。今回は参加する人がいなかったので完全にMILKTEA 2ndと207によるフリースタイルセッションになってしまった。言いたいことをHIPHOPにガンガンのせてラップをする事ができた。フリースタイルはその場で思い浮かぶイメージの産物なので凄い正直になれるし、そこでしか生まれないものがあるから好きだ。自由に表現する事は何よりも楽しいし、それが根源にあるからなのだろう。そして最後MILKTEA 2ndの哀愁をテーマとしたDJに展開して、和やかにイベントを無事終了する事が出来た。来ていただいたお客さん、そして出演ARTISTのみなさん、OVOスタッフの方々本当にありがとうございました。これからも負けずに自分のスタンスを曲げずに頑張って行きたいとおもいます。

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