Sunday, December 31, 2023

明けましておめでとうございます!!

現在41歳ですが、ABSTRACTという根本のコンセプトを曲げずに
音楽を続けています。なぜならこのスタンスは歳を重ねれば重ねる
ほどに深みが出るからだ。制作法としては、段取り優先ではなく、
自分の制作している音を聴きながら臨機応変に体験主義で
組み立てていくやり方で、そう抽象性は音を体験して
やっていく事で、群の音、点の音一つ一つのカラーを味わう事で、
風景が変わって行くのを作品を作りながら見て行くのが
楽しいからだ。勿論人生と同じで今までやって来た経験が
全て作曲に生きる。元々は音楽理論に重きを置いた作曲よりも
DJが作る音楽に影響を受けてABSTRACTを始めたのだが、
ポピュラーな要素も取り入れて行かないと成長しないと
いう思いで、音楽理論の本を購入して基礎的な勉強はした。
基礎が少し身に付いて思ったのは、やっぱり初期衝動的に
喰らった大切な感性、それが好きだから俺はスタンスを
変えないでやっているんだと言う事に気付いたんだ。

例えば自分が過去喰らった曲にBords Of Canadaの
Rue The Whirlがある。この曲は理論的なものでも
成り立っているのだが、凄いミニマルでシンプルなのに
とてつもない麻薬的な中毒性、サイケデリックな世界観を
持っていて、音をごまかす、音を体験するという
意味では凄いインパクトを持っていて今でも記憶に
残り続けている。

一方初期衝動的に喰らってしまっていたDJ KRUSHの
アルバムは毎回楽しみに聴いているが、TRICKSTERは
抽象度がかなり高くなって、抽象度がこんな高いのに
音楽として凄い成り立っていて、DJの感性って本当に
凄いな〜と未だに喰らい続けている。

HIPHOPとABSTRACT、そしてElectronicaの狭間にいて
音を観察する事が多い、HIPHOPのスモーキーな感性が
体験主義なのは間違いない事だろう。だから自分は
シラフでその感性に行きたくなっている。これから
自分の音楽を進化させる為には前にも言ったが
『HIPHOPの固定観念をぶち壊してもHIPHOPには
敬意を払い続ける必要があるんだと思う。』
このワードは自分の中からかなり引き出せた
ワードだと思っているよ。

では2023年の代表作を二つ、まずは尺八奏者高幡との
コラボで、『息吹』前に共時性って曲もやっていて、
今回はその時とはまた違った世界観になった。

207 a.k.a 号室の病人 feat.高幡/息吹


それと最近老けたのか、自然が好きになった、自分は
古河市に住んでいるのだが、近場に渡良瀬遊水地という
野鳥が沢山生息している自然豊かな場所があったので、
そこで動画を撮影して、自分のインスト作品にハメて
見たがなかなか良い感じで仕上がった。

207 a.k.a 号室の病人/SUPERNATURAL


まあどんどん歳を重ねれば重ねるほど、ABSTRACTって
スタンスは濃くなって楽しくなって行くんだ。そう
何でも続ける事ね。これからどんどん進化し、色々な伝統、
音楽性そして、一番大切な自分の感性、それらを
体験主義で取り入れていきたいと思っているよ。

最後に勿論ラップは捨てない、ブログでこんだけ言葉が
出てくるんだ。捨ててどうする。伝えたい事、
『メッセージ』も曲にして行きたいね。HIPHOPに
敬意を払うってのはそういう事!!!!

2024年今年も宜しくお願いします!!!!

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